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私の履歴書 その9

いつまでも高校時代でとどまっているわけにはいきません。
その総括を。

きのうの話を含め、私が柔道において目覚ましい成績を残したような印象を皆さんに与え
たかもしれません。
全然そんなことないです。
私個人の勝率で言えば、6割を少し超えた程度でしょうか。
しかも全国レベルではおそらく下位に属するである、滋賀県内での勝率である。
ただし個人戦はトーナメントなので、たとえば1、2回戦を勝って、3回戦で負けたとすれば2
勝1敗で約6割7分。
4回戦敗退ならば7割5分となるわけですから、9割の勝率なんかだと相当高い。
しかも1、2年生のときは上級生と当たることもいくらでもある。
(またこの辺言い訳がましいですね)

そしてなにより勝ちに対する執念があったかというと、これが極めてあやしい。
例をあげれば私は寝技が嫌いで、ほとんど練習もしなかった。
立ち技(投げ技)はある程度センスのようなものが必要であるのに対して、寝技は努力す
れば誰でもその分強くなれるような面がある。
なぜ練習しなかったかといえば、地味で面白くないからである。

面白くないというのは特に観客の目から見てである。
私はかつてアントニオ猪木を崇拝していて、柔道においても彼のファイトスタイルを標榜し
ていた。
つまり観客が観て、それも素人の観客が観ても面白いと思える柔道を目指していた。
それはやはり豪快に畳にたたきつける投げ技でしょう。
それだからか、私は引き分けの率が極めて少なく、しかも投げ技による一本勝ちか一本
負けが多かった。

それに、我が彦根東高校の柔道部員も勝利への執念を持ち合わせているとは到底思え
なかった。
3年生で、私が主将を務めたときの同級生は私を含めて7人。
全員の平均身長、体重がざっと167㎝、63、4Kg程度の大型とは程遠いチームだった。
それに加えて厳しい練習など無縁。

これは本当の話である。
2年生のとき、彦根東中学の落語部(日本初の中学落語部)出身の同級生S君が私に言
った。
S「間宮、乱取り(投げ技、寝技の実戦的稽古)しょうか」
私「(え、こいつが自分から練習とは珍しい・・)ええよ」
S「内股するなよ」
私「え、あぁええよ」
S「巴投げするなよ」
私「・・・ええよ」
S「よっしゃ、やろ!・・・あ、一本背負いするなよ!」
私「・・・」
S「あ、やっぱりするつもりやったんや!この卑怯モン!!」
なにしに彼は柔道部に入ったのだろうか。

こんな生ぬるい柔道部であったが、県大会の一回戦、3校によるリーグ戦ではいつも勝ち
上がり、ベスト8に進出していた。
他の学校はウチよりぬるかったんだろうか。

その母校の柔道部も、今は存在しないらしい。

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