2012年1月

気合い

ウチのジムはやかましい。

特にプロ選手が練習している時なんかは顕著だ。

私もそうだったが、ミット打ちなんかでは最初は静かにやってても苦しくなってくればついつい声が出てしまう。

「エイ」とか「アイ」とか自分に気合を入れる、特に意味のない音が自然と口を突いて出る。

 

旧くからのへたよこファンにはお馴染みであろうKさん。

突飛な行動をとる彼にはコアなファンも多い。

公務員天国日本(ギリシャには負けるが)における、生涯安泰なその地位を、身から出た錆とはいえ失ってしまったKさん。

しかしそんな不遇にも負けず、強く生きるKさんの姿は、我々接する者の涙を誘う。

 

そのKさんが29日の日曜日、午後7時頃にジムに現れた。

日曜、祝日は午後8時にジムが終わるので、この時点でジムにいたのは入会三カ月ほどのM君ひとり。

M君のミット練習が終わるや否や、Kさん特有のドンヨリした雰囲気で「会長、お願いします」

と、ミット練習を引き続き希望する。

 

若い頃にボディビルで鍛えたその肉体は、40代半ばの今も輝きを失わない。

しかし、スタミナは別物である。

 

Kさんの気合は独特である。

「シャッ、シャッ!」「アム、アム」というベーシックなものから「ガニッシュ!」「ガングリッシュ!」などという

宇宙人の暗号のようなものまでバラエティに富んでいる。

 

この日も「シャッ、シャッ!」あたりから始まった。

その表情に苦悶の色が浮かんでくるにつれ、掛け声にも変化が現れる。

「ファッ、ファッ!」というバルタン星人のような発声に変わった。

やはり宇宙人かもしれない。

 

苦悶の表情が頂点に達したとき、新作が顔を出した。

「ギャッ、ギャッ!」と動物の断末魔を思わすものだった。

 

不覚にも私は笑いをこらえることができなかった。

Kさん、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

迷い

へたよこを休止していた時の話。

電車に乗っておりました。

私は座って本を読んでおりました。

すると、とある駅で何人かお客さんが乗り込んでこられまして、私の近くに立たれました。

ひとりの男性は、歳の頃なら60歳を少し超えたくらいでしょうか。

私は席をゆずろうかと思いましたが、考えました。

いや、考えたというより躊躇しました。

60過ぎという私の推測が正しければ、55歳の私とそう歳が変わりません。

私が20歳若ければ、すぐに席を譲れたと思います。

ただ、向こうの方からすれば、自分とそう歳の違わない者から席をどうぞと言われてどう思うか。

しかもその方は通常の体力を有してらっしゃるように見える。

 

一度躊躇してしまえば、もうタイミングを逃してしまって立てませんでした。

今後もこういう状況は出てくるでしょうし、あるいは私の眼の前の青年が席を立ってくれることも近いうちにあるかもしれません。

 

私はもう終章にいるのかもしれません。

 

へたよこ再開

お待たせしました。(誰も待ってないちゅうねん)

へたのよこずき、再開します。

以前お伝えしたとおり、HPもパワーアップして(私はそのつもり)リニューアルしました。

公開された当初はいろいろと不十分なところがありました。

今でもそうですが、9割方整ったかなということで見切り発車しました。

バルセロナ五輪の水泳会場も屋根が間に合わなかった例もありますし、笑ってお許しください。

へたよこの精神は以前と変わらず、キックのみならずいろんな分野で展開するつもりでおります。

「またこのオッサンあほなこと言うとる」と笑い飛ばしていただければ幸いです。

また異論、反論、共感などご意見お持ちいただけましたら、なんでもお寄せください。

 

今後ともDropoutならびにへたよこ、よろしくお願い申し上げます。

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