2013年7月

人情酒場

録り貯めておいたテレビ番組を、先日何本かまとめて観た。

3、4ヶ月ほども前に録ったものだろうか、自分でも録った覚えのないものがあった。

NHKの「ドキュメント72時間」というものだった。

タイトルは忘れたが、JR大阪駅近く、梅田の地下街の串カツ屋を三日間続けて追ったドキュメントだ。

 

JR大阪駅東口から阪神百貨店の方へ進むとほどなく、地下へ続く出入口がある。

そんなに長くない階段を降りていくと、右手に紫色ののれんの店がある。

私もよく前は通って知っていたが、入ったことはない。

その店を、開店時間の正午前頃から閉店の午後10時までの三日間をありのままに映している。

 

串カツにビールは付き物。

真昼間の立ち飲みの店内でも、リタイアしたお父さんたちが串カツの油をビールで流し、至福の時間を味わってらっ

しゃる。

が、その中にネクタイ姿の30代とおぼしきサラリーマン風も。

まさか串カツだけ?

テレビカメラの問いかけにもしっかり答えて、顔も写ってるから飲めんわな・・

と、思いきや、このひとしっかり生ビール飲んでる。

もちろんその映像もバッチリ映ってます。

上司が観ても大丈夫なんかいな・・

 

夕暮れ時には30過ぎくらいの、綺麗な契約社員という女性が一人飲み。

カメラに向かって「私、オッサンなんです・・」

そのうち酔いも手伝って「女子会!? あんなもん信じられへんわ!」と吐き捨てた。

気風(きっぷ)のいい女性だった。

あんな女性と飲んでみたい。

 

その他、どういう事情か、家にいられず、この店に一日何度もくる60代男性。

(お昼前にこの店で数本つまみ、梅田で映画を観て時間をつぶし、再びこの店へ)

「中卒やからなにやってもあかんねん」と卑下する青年に「中卒でも頑張ったらエラなれる!」と厳しくも暖かい

言葉をかけるおっちゃん。(ビール代だけ、そのおっちゃんが青年の分も払ってやってました)

ご主人が単身赴任中で、一歳前後の赤ちゃんをベビーカーに乗せた女性も。

「何か月ぶりかの外食」ということだが、わずか二本の串カツを口にしただけで帰っていきました。

 

こんな人間臭い店も、もうすぐその歴史を閉じるとのことである。

オトナの世界

今日も「風立ちぬ」を引っ張ってしまいますが、ご容赦ください。

 

日本のアニメーションが世界を席巻している理由はなんだろう。

ストーリーの面白さ、緻密さ、キャラクターや登場メカの美しさ、可愛さなどに加え、動画の美しさや緻密さもその

ひとつだろう。

「風立ちぬ」で感嘆するようなシーンに出くわした。

 

二郎が三菱重工に初出社し、自分の設計台(というんですかね?)前の椅子に座る。

それを二郎のやや右後ろから描く。

つまり、実写ならやや後方からカメラが背中の右側や顔を捉えている形になる。

二郎は設計台の左側に鞄を置く。

椅子に座ったままの状態で、二郎は鞄から書類などを取り出す。

つまり、体をねじって右手を床に置いた鞄に手を伸ばす格好になる。

 

この絵が素晴らしい。

実生活では珍しくない動きだが、アニメーションでこういう動きを挟み込むのが宮崎監督らしい。

本当に人間の動きを正確に再現している。

 

他にも人が夜の街を走って行き、街頭に照らされたその影の大きさが変わっていくという実写さながらの表現方法にも

舌を巻いた。

 

毎週録画して観ているアニメがある。

「宇宙戦艦ヤマト2199」だ。

約40年前に放送されたもののリメイク版とでもいえばいいだろうか。

当時それにハマってました。

ガキだったなぁ。

 

当時の作品の映像技術もすごかったが、今のはそれよりはるかに洗練されている。

ヤマトの船体の汚れ具合などもリアルに再現されていて、唸ってしまう。

 

ストーリーも基本はオリジナルに基づいているが、登場人物の心理、人間関係などもより深く作り込まれていて、

小学生くらいでは理解困難かもしれない。

 

登場人物もオリジナルより増えている。

前回は女性乗組員は森雪ひとりだったが、今は数人いて、目を楽しませてくれる。

松本零士描く女性像は、「ヤマト」に限らず、どれも蜻蛉のように華奢ではかなげであったが、今回はもう少し力強

い。

中にはメガネ美人やショートカットの女性ファイター風もいて、なんだかあの手この手を模索して多様化した風俗

産業のようだ。

また女性乗組員の服装がスゴイ。

スリムだが出ているところは出ているナイスバディ。

それをボディラインがくっきり際立つ制服に包んでいる。

おいおい、血気盛んな若者はタマランぞ。

維新の会の代表のひとりが、また問題発言してもおかしくないくらい。

 

メカあり、人間ドラマあり、風俗ありで、日曜の夕方5時半はオトコのパラダイスだ。

 

 

 

 

どうしたんだ

J-network初参戦のベム、もうご存知のように負けました。

 

1Rから押され気味で、3Rには、デビュー戦以来となるダウンを喫するなど、いいところなし。

三者とも30-27の判定でした。

決して動きが悪かったわけでもないし、普段通りに思えた。

相手がベムを上回ったというだけの話なのか。

 

これでDropoutがフリーとなってからの彼の戦績は3戦全敗。

前の二試合はそれぞれ2-0、2-1と負けとはいえ、まぁ惜敗と言えるものだったが、今回は完敗。

迷宮に入り込んでしまった子犬のような状態か。

 

ともあれまだまだ這い上がってもらいたい選手だし、そうしてもらわないと困る。

「これがキックボクシングだ」といえる試合を体現できる稀有な存在のひとりとして、いい時の動きを多くのお客様

に観せてもらいたい。

 

ひと月を切ってしまったが、京都興行に向けての目の光は消えてはいない。

ダメージもほとんど残っていないし、今度こそはホームで素晴らしく輝いてほしい。

 

 

偏狭

先日観た映画、「風立ちぬ」の宮崎駿監督が、「慰安婦問題について日本は謝罪、賠償すべき」とか「領土問題は、半

分に分けるか両方で管理しましょう」と発言したらしい。

これが今月18日。

 

私自身としては、やはり容認できる意見ではないが、思想信条、表現の自由が約束されている以上、氏が発言する自由

はある。

 

これが韓国で受けた。

やはりかの国でも、世界的評価同様、同監督の人気は高いらしい。

その上この発言だ。

ネット上で大絶賛されたのは言うまでもない。

 

が、それもつかの間、三日後の21日には大バッシングに変わる。

二十日に「風立ちぬ」が日本で封切られると、「殺傷用兵器を作った人を描くなんて、宮崎監督には失望した」など

と、一転する。

平たく言えば「0戦を、(侵略戦争である)太平洋戦争を美化している」らしいのだ。

 

こんな書き込みをする人たちは、氏にいつまでもメルヘン作家であり続けろとでも言うのか。

全ての事象に陰と陽が存在する現世で、耳触りのいいものばかりですべての芸術が成り立つと言うのか。

 

私は、決して自分自身を民族差別主義者ではない、と思っている。

当然朝鮮半島の人たちも例に漏れない。

ただし嫌いな人もいる。

それは日本人でも同じだ。

嫌いな日本人もいれば好きな韓国人もいる。

そのひと個人の問題である。

 

あらゆる国の人たちにそれは当てはまる。

(国によってその割合は変わってくるかもしれないが)

 

ただ上の例のように「兵器の設計者」を題材にしただけで(これがもし米国人だったら同じ騒ぎになっただろうか)、

おそらく作品を観もせずに堂々と批判できるのは、韓国政府が営々と積み上げてきた反日教育の成果に他ならない

だろう。

 

「日本(あるいはそれに類する)」という言葉だけで、ここまで偏狭な考えにたどり着く若者を作り上げた韓国政府の

大勝利だ。

 

※明日、たぶん休みます。

 

 

 

 

進展

先日、REBELS17・18を無事終了された広報担当の大島氏が、本日Dropoutを訪ねてくださいました。

「REBELS19」を成功させるため。

 

先ず正午に会場であるKBSホールで私と合流。

会場と演出関連の下見、打ち合わせ。

会場担当者と大島氏の話を横で聴いていると、去年、おととしの二回の興行にはなかった演出が加わりそうだ。

 

ディファ有明と比べると、だいぶ小さなKBSホールである。

去年までは9割程度の客入りと、満席にはならなかったが、今年は関西の選手ばかりで固めるためチケット完売も十分

ありうる。

ありがたいが、それはそれでちょっと不安。

 

ともあれ、来場者を飽きさせないノウハウをREBELSがお持ちなのは、その興行を見て知っている。

論より証拠、皆様、その目でお確かめください。

 

 

 

映画レビュー

二日続けての失態、申し訳ございません。

 

「ティーブレイク」で書いてしまったので、これで行きます。

ジブリ作品を劇場で観たのはこれが初めてです。

ゼロ戦の設計者として知られる、実在した堀越二郎氏を主人公にした、ジブリとしては異色の作品、「風立ちぬ」。

(どういうわけか作家・堀辰夫のイメージもダブらせているようだ)

 

今なお売れ続けている「永遠の0」の大ヒットもあってか、今や書店には0戦関連のコーナーもできるほどのミニ0戦ブー

ムの様相を呈している。

昭和31年生まれの私。

今の若い人たちには信じられないかもしれないが、昭和40年前後くらいまでの漫画少年週刊誌には、太平洋戦争を舞台

にした漫画がたくさんあった。(ゼロ戦はやと、紫電改の鷹、ゼロ戦レッドetc.・・)

100円で買えた72分の1スケールのゼロ戦、隼、疾風、飛燕、雷電・・

敵陣営ならグラマンF6F、チャンスボートコルセア、カーチスP40、P51Dムスタング、スピットファイア、「双胴の悪

魔」P38ライトニング・・

これらを親指と人差し指で挟んで空戦ごっこをしてたのだぞ!

 

ちょっと話がそれました。

だから堀越二郎の名前は、撃墜王坂井三郎の名とともに知っていました。

だからこそ、封切り間もなく早朝割割引とはいえ、劇場へ足を運んだのでした。

 

夏休みに入って間もなく、しかもジブリ作品。

ガキどもが多いだろうなぁ、オッサンが行って白い目で見られるかな・・と懸念したのですが。

いや、大人が多い。

私と同世代くらい、上の人も多っかったかもしれない。

ご夫婦づれも結構いらっしゃる。

 

そらぁ、やっぱりゼロファイターの設計者の話だもの。

ガキの映画やないわ。

「三菱重工」「住友軽金属」「森永ミルクキャラメル」なんて固有名詞も文字で出てくる。

ゼロ戦を生み出した三菱だが、最初は陸軍の「隼」を手掛けていて失敗、海軍のゼロ戦に結び付いた、なんてエピソー

ドは初めて知った。(ちなみに隼は現在の富士重工、当時の中島飛行機の手になる)

 

ジブリ映画らしく戦闘シーンなんかはない。

反戦色が強くもなく、病弱な妻を想う技術者の優しさがうまく描かれている。

(二郎役の声優さんはピッタリです)

 

観て損のない映画です。

ただし、小さな子供には退屈なだけでは?

 

 

 

 

目覚めよ!

頼むから国会議事堂の前や、その中で「1、2、3 ダーッ!」なんてやらないでくれよ。

 

予想されたとおりの自民圧勝でした。

経団連なんかは歓迎しているようです。

選挙前の調査で何を重視するか、というアンケートでも「経済政策」がトップクラスにあったり、やはり日本人の価値

観は経済成長(平たく言えば金儲け)が第一になってるのでしょうか。

 

いや、日本だけではない。

「幸福度」世界一と言われるブータンにも、自由主義経済が入ってきて、不平不満が出始めてるとか。

カネはやはり人心を狂わすのか。

 

今回の選挙の投票率は過去三番目の低投票率だと。

自民圧勝のムードがそうさせたのかもしれないが、これでいいのか。

私も若い頃は政治なんかまったく興味なかった。

そんなに投票もしてなかった。

今になってバカだったなと想う。

 

ある世代の投票率が低いと、政治家たちはその世代を無視する。

だから今のような若者が苦労をしょい込む状況が出てくるんだ。

さいわい、一部の高校生あたりがその辺に高い関心を示してくれてるようで頼もしい。

 

「政治を語るのはカッコイイ」

こんな風潮が若い世代に出てくればいいのだが。

 

 

 

手ごたえ上々

名古屋のグロウアップバウトから帰ってまいりました。

結果は「選手たちのティーブレイク」でお伝えしたとおり、四戦全勝でした。

 

この日二試合を戦ったどん冷えは、第一試合と第八試合に登場。

一戦目は1R残り30秒ほどで、膝蹴りで相手ボディをとらえ、二度ダウンを奪いKO勝ち。

第八試合も、2Rに顔面への膝、ボディへの膝を集め2ノックダウンを奪いKO勝利。

まだ、これという彼の形はできてないが、これでアマ7戦6勝(4KO)1分けという素晴らしい成績を残している。

8月デビュー戦に向けて、またひとつ自信となっただろう。

慢心せず、プロでの初勝利に向けて更なる努力を続けてくれるであろうと信じている。

 

第6試合に登場の環。

今日の相手とは再戦である。

前も55Kg契約であった(環は通常で50Kg程度)が、今回も同じ。

それを相手選手が700オーバーで、イエローカード1回からスタート。

 

おそらくボクシングが母体であろう相手選手。

環よりやや低い身長を、左右に振りながら、フック、ストレート系パンチ主体で攻めてくる。

前回はそのパンチを不用意に受けて、2-1で負けた。

今回も離れては左のミドルの環、ロープ際に押し込んで相手選手のパンチという展開。

3Rをフルに戦って、2-1でなんとか環がものにした。

が、とりようによっては相手選手に傾いてもおかしくなかった。

ともあれ体重差5Kg以上の相手に勝てたことは評価していいだろう。

プロのリングで勝ち名乗りを受けてほしい。

 

第7試合の百姓Aは今日が3戦目。

2戦2勝(1KO)である。

最初から双方打ち合う展開が2分3ラウンド、フルに続いたが、首相撲での膝攻撃で圧倒的有利、打撃でも有効打を炸裂

させた百姓Aが3-0で判定勝ち。

ただ、ジムでのスパーリングでもロープを背負って打ち込まれるシーンがたびたびあり、今日の試合でもそれが出た。

課題がこの時点で見つかったことはラッキーと考えよう。

百姓Aの個性的リングネームで羽ばたく準備はできた。

 

今日の成果を一週間後ベムが引き継ぎ、また8月の京都興行までつないでくれ。

 

リングネーム

ほぼ一週間後に迫った「J-FIGHT in SHINJYUKU~vol31~」。

ベムの出場は、お伝えしておりましたが、メインイベントでの登場となりました。

 

Dropoutがフリーになってから、彼は二試合をこなしました。

スーパーバンタムに一階級上げて、2-0、2-1のいずれも判定負け。

今回はもともとのバンタムに戻してのファイト。

ここで落とすと、ちょっと存在感が薄れてしまう。

欲をいえば五回戦でやりたいところだが、与えられた場所でいい結果を出すしかない。

肘あり三回戦で、ベムの本領を見せつけてくれ。

 

さて明日は、名古屋でのアマ試合、「格闘集団ブレイブ」主催のグロウアップバウトだ。

ウチからはどん冷え貴哉、百姓A、環が出る。

 

アマ大会ながら、リングネーム出場を認めてくれる稀有な存在だ。

もちろんどん冷え、百姓Aもそのままの名で出る。

環も、かつて一度使ったGold汰磨(ゴールドタマ)にしたかったが、彼女の恨みを一生買いそうでやむを得ずやめまし

た。

 

この三人は、8月興行にも出る。

どん冷え、百姓Aはデビュー戦だ。

名前だけでなく、いいファイトで観客の皆さんを惹きつけてくれることを祈っている。

 

 

存分に

ヒノ拳が8月興行に向けて頑張っている。

ふた月前は、ほとんどジムに顔を見せなかったに、このところほぼ毎日来ている。

ちゃんと来れるんやないか。

そのヒノ拳が、減量前の最後の儀式に臨んだらしい。

 

その儀式は今日の午後三時頃行われた。

8月25日の本番まであとひと月あまり、「最後の炭水化物」と称し、JR瀬田駅前の王将で、大量の品を口に運んでいた

という。

真相はわからないが、その容量からすると、なにかの定食と餃子あたりではないかと推測される。

 

まぁ口だけやと思うけど、儀式で気持ちが決まればそれに越したことはない。

あっちへ揺れこっちへ揺れながら、前日計量クリアしてください。

 

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