2016年12月

最終日

今年も最終営業日を迎えました。

今年一年、プロ、アマ選手たちは多くのリングに上がりました。

例年に比べて白星は少なかったように思います。

 

勝ち負けは抜きにして、各々の選手はどこまで納得いく戦いができたでしょうか。

来年は納得度を1%でも上げてほしいと願っております。

 

Dropoutを応援していただいた方々、今年一年ありがとうございました。

来年も荒波に向かっていくつもりです。

良いお年を。

 

怖い

私の大学の先輩でもあり、打撃系格闘技の初めての師匠と言っていいZ先輩。

大阪府警を定年退職された今も尊敬できる方である。

 

そのZ先輩から先月半ば、百田直樹氏の「カエルの楽園」を推薦する旨のメールをいただいた。

かねてからこの作品に興味あった私である。

野洲図書館に三冊ほど収蔵されているが、すべて貸し出し中であった。

三週間ほど前に予約を入れ、三日前にようやく「戻ってきました」と電話があり、昨日借りてきた。

 

先ほど読み終えました。

ひと言でいえば「寓話の姿を借りたホラー小説」ですね。

怖いです。

 

平和だったアマガエルの国にダルマガエルの群れが押し寄せ、平和が蹂躙される。

若いアマガエル60匹は国を捨て平和な地を夢見て旅に出る。

しかしその旅も血塗られたもので、とうとう最後は二匹になり、「ナパージュ」という美しい国にたどり着く・

ローマ字表記すればNAPAJYUだろうか。

逆から読んでみてほしい。

 

248ページの本編には、中国、日本駐留米軍、自衛隊、朝日新聞、領土問題、憲法第九条、在日朝鮮人問題、シール

ズ、南京大虐殺(とされる)事件、従軍慰安婦問題、安倍総理などを思わせる人物や団体、歴史的・社会的事象、がカ

エル社会に置き換えて見事に面白おかしく、しかし背中がうそ寒くなるような恐怖とともに描かれている。

「ハンドレッド」という、嫌われ者のカエルは著者の百田氏自身がモデルであろう。

氏のサービス精神も健在だ。

 

氏の他の作品にも共通する「グイグイ引っ張り込む」筆力はこの作品も例外ではない。

わかりやすく、読みやすく、当然面白い。

それでいて相当の問題提起に成功している。

 

以前にも書いたが、この本の書評を載せた新聞はない。(その後出たかもしれない。ご容赦を)

新聞広告も一度見ただけでその後一回もない。

なんの力が働いているのか。

それでも30万部以上を売っているという。

ミリオンセラーになってもおかしくない作品だ。

 

ただ「右派」代表ともされる百田氏の著者である。

「左派」代表の誰かが同じようなものを書けばどうなるだろう。

読んでみたい。

ウソは身を亡ぼす

毎年のことだが年末は暇である。

一日にジムに来る会員さんの数が通常の6割ほどに減る感覚だ。

 

つい先日のことである。

午後6時台というもともと人の少ない時間帯で、若い女性会員のMさんと私とふたりだけであった。

こういうときはゆったり時間がとれるので、通常より長めにミットを持ったりします。

入会一年未満のMさんに、基本に立ち返って丁寧に復習していた。

 

このところ思い出したように出てくるのどの痛みがその時も顔を出し、咳が続いた。

身体の辛さはまったくなく、指導にはなんの支障もなかった。

が、常にウケを狙いに行く私である。

「ゴメン、この前肺がんが見つかってね・・」

Mさんはどう返していいか戸惑ってる様子。

私「ステージ3やて言われた」

Mさん「・・ステージ3って、一番ひどいのが4ですよね?」

私「そう。でもまぁ2に近い3やけどね。」

Mさん「・・・」

私「大丈夫、あと3年は生きられるそうやし(笑)」

返す言葉も見つからないMさん。

私「誰にも言わんといてや。」

 

その後も、関西の大御所タレント、浜村淳が年寄りを演じるときに用いるような大げさな咳込みを続けた。

最初の咳よりかなり強烈になってます(笑)

 

と、そのうち私の気持ちに変化が現れてきた。

ウソを続けているうちに私の潜在意識がそれを真実として取り込み始めたようなのだ。

(もしかしてこれがきっかけで本当に肺がんになるかもしれん・・)

 

Mさんをオウム真理教の信者並みにほとんどだましかかってたのだが、私の身がもたない。

「いや、冗談やで(笑)・・」と白状してしまった。

Mさんは「えぇ~、ホントかなと思ってました!」とややご立腹。

スイマセン。

 

その告白はすぐ私を楽にしてくれるかと思いましたが、いやいや、その後2、3時間はつきまといました。

皆さん、ウソはだめです!

 

 

 

 

無理がある

カシオの電子辞書に入っているジーニアス英和辞典。

英単語の後に【原義】としてその語源というか成り立ちのようなものが記されている。

 

exact。

【原義:外に(ex)押し出され(act)→追い出す→無理に引き出す→強要する→正確にはかる→正確な、厳密な】

ということだそうです。

 

が、しかし。

「強要する」までの流れはわかります。

なんで次が「正確にはかる」になるの?

徐々に1から30まで行ったのに、急に75に上がった感じがします。 

初めてのデートで焼き鳥屋に行き、生ビールで乾杯したあと「ホテル行こ!」というほどの暴挙に似てます。

 

これで皆さん、exact 覚えましたね^^

知らない

「恋ダンス」なるものが相当な流行りを見せているらしい。

どういうものか詳しくは知らない。

だいたい70%くらいわかっているつもりだが、その知識で合っているかどうか。

 

今年の「女性が選ぶなりたい顔」ベスト10というのが発表された。

1位から石原さとみ、以下

北川景子

新垣結衣

綾瀬はるか

深田恭子

桐谷美玲

有村架純

佐々木希

宮崎あおい

井川遥

となる。

 

名前はすべて知っている。

しかし顔がまったく思い出せない、というかもともと目にしたことないのではないかと思う人がいる。

 

新垣結衣さん、有村架純さん、佐々木希さんだ。

2位の北川景子さんもハッキリとは思い出せない。

ボヤッとしか。

 

こういうところからボケていくのでしょうか。

今年は寂しい

今年も押し詰まってきました。

あとわずか十日。

 

例年なら忘年会で連日の宴会、なんてのも珍しくはないのですが、母親を長時間ひとりにしておけないのでほとんど

ないです。

Dropoutの忘年会は先月。

今月はPLACE-Kの武田会長と飲んだだけ。

忘年会にご招待受けてるところもあるのですが、その出席も難しいと思います。

あと年内は、伝説の大酒飲み、ガンマGTP999の大阪在住のO君とふたりで飲むだけでしょうか。

 

それも夜に家を空けるのは難しいので昼飲みを考えてます。

時間帯的に店も制限されますが仕方ありません。

 

考えてみれば彼ともほぼ一年ぶりくらいです。

今年最後の酒。

いい酒で締めくくります。

 

 

 

伝承者

昨晩、クルマで帰途に就く途中、昔懐かしい音が聴こえてきた。

 

冬の寒空を切り裂く甲高い音。

それは目の前の信号の左側から徐々に大きさを増してくる。

世界シェアにおいて独壇場と言ってもいいであろう、日本が誇る自動二輪車の爆音だ。

通常の爆音と少し異なり、小刻みにアクセルを操作するあの音は、そう、これも日本が世界に誇る「BOUSOUZOKU」

のお兄さん方だ。

 

かつては大音量で、時間的にも長く続いたそれも今は昔。

それもそのはず、交差点を左から右へ通り過ぎて行ったのはわずか3台で、それぞれにふたりが乗っていた。

 

このところ目撃することが稀になってきた彼ら。

それにもめげず、この冬の寒さに耐えてバイクを走らせるパッションはなんなんだ。

それは例えれば宮大工や日本酒の杜氏のように、後継者の確保が難しい中で日本古来の技術を継承しようと奮闘する人

たちにも重なる。

 

時代に逆行するように文化の伝承に命を懸ける滋賀県の6人の若者。

う~ん、ビミョー・・

 

 

不毛な時間

通所施設をふたつ見学させていただきました。

キックボクシングジムにもいろんなタイプのジムが存在するように、やはりこういうところもそれぞれに特色があるよ

うです。

 

スタッフさんがにぎやかであるところ、比較的静かなところ。

しかし両者に共通するのは、利用者は一様に静かなところだ。

言い換えれば「生き生き感」が感じられない。

 

始めに訪れたところでは、調理の手伝いをされてる方々とは別に男一人、女性二人がいらした。

ご夫婦と単独の女性のようだった。

見た目はまだ80歳にも届かないご夫婦は、炬燵に並び特に話を交わすでもなく、職員さんの話にかろうじて意思疎通が

ある。

そのふたりと直角に座る形のこざっぱりした身なりのご婦人もまだ80前くらいに見える。

認知症とは無縁のようなしっかりした顔つき。

我々が入っていったとき、興味を示すようにこちらを見られた。

ご夫婦と話せない壁があり、話し相手を欲しがっておられるように私は感じた。

 

ひとしきり元気のいい職員さんの説明を聞き終えたあと、私が口をはさんだ。

「こちらの方はもう長いんですか?」

 

その女性からダイレクトに答えが返ってくるのを期待した。

母と少しでも言葉のやり取りに発展してほしいと思った。

しかし女性は、私がその問いを投げかけたのを理解したうえで、明快な返事を返してはくれなかった。

数秒後、代わりに元気のいい職員さんが「〇〇さんは・・」と答える。

内気な人だったのか。

 

宴の席にいて、なにも話さなくてもそれなりに楽しんでる人がいる。

ふたつの施設で私が目にした20人弱の人もそういう人たちかもしれない。

しかしどう見ても楽しくてしょうがない、という風には見えない。

私の母同様、時間を殺すいい方法を切望しているように見える。

 

人間は長生きし過ぎた。

プロフェッショナル その2

昨日、母親の通所サービス施設の初見学をしました。

午前11時頃にケアマネジャーさんがクルマで来られて、母、姉、私とともにAという施設へ。

 

実はここ、我が家から徒歩でも5分かからないほどの近所。

連日多くのクルマが行き来してたのは観ていたが、お邪魔するのはもちろん初めて。

普通の田舎風の民家を改築したようなところだ。

 

 

入り口に近づいて行くと、中から30半ばくらいの男性が出てきた。

マスクをしていても笑顔がこぼれているのが容易にわかる。

 

声もよく出て、「愛想」という点では満点だ。

中へ入れていただくと、本来ならふすま等で仕切られているだろう部屋が、それらが取り除かれて最大限につながって

いる。

そこに利用者であるお年寄りが10名ほど。

驚いたのは職員さんの多さだ。

ざっと数えて7、8人いらっしゃる。

すべての職員さんが同じく明るく愛想がいい。

 

お昼時ということもあり、多くの利用者の皆さんが調理の手助けをされている。

炬燵に足を突っ込んだままではあるが、野菜を刻んだり、おやつのリンゴケーキの生地を作ったり。

ここの「売り」のひとつがこの利用者による炊事だそうだ。

施設によっては配達のお弁当を利用するところもあるという。

(少なくともかつては)料理好きの母がここを見学先に選んだ理由のひとつだ。

職員さんは私たちだけではなく、利用者さんに対しても明るく接しておられる。

 

ただその明るさが職員さんの間だけで完結しているように思える。

若者ばかりの「クラブ」にり60歳のオジサンが紛れ込んだ感じか。

ほとんどの利用者の口はそうは動いてない。

もちろん、職員さんまでが無口では悲惨な空間になってしまうだろう。

この人たち、朝から夕方までこのテンションを保つのは容易ではないと思う。

例えていえば、ノリの悪い観客の前で一日中舞台をこなさねばならない漫才師か。

(プロだなぁ・・)と思った。

 

その後もうひとつ、ケアマネさんが所属する施設も見せてもらった。

ここは先ほどのようなにぎやかさ(職員さんの)はない。

けれど当然暗いというわけではない。

ここでは10人弱くらいの人がテーブルに座り、それぞれがなにか手芸のようなことをされていた。

静かだった。

 

帰って母に感想を訊くと、意外にも、どちらもよかったが、後者の方がよりいいとのことだった。

どうなることやら。

 

プロフェッショナル

昨夜は山田トレイナーの勤務日であり、姉も帰ってきてたので母親をひとりにする心配もなく、かねてから約束の大阪

府箕面市のPLACE-Kさんにお邪魔しました。

 

試合会場などでお会いするたびに「また飲みましょう」と社交辞令でおっしゃってくださるのを真に受けて、18時半の

Kid'sクラス終了を待ってジムを出てクルマを走らせました。

 

ナビシステムが新御堂筋で「目的地周辺です」と告げる。

すぐそばのコインパーキングに停め、周辺を見回す。

下にローソンが入っている大きな建物の裏にまわってみると、ありましたPLACE-Kの大きな看板。

ドアフォンを押してみると「カチャッ」とドアが開く音。

セキュリティも万全である。

入っていくと階段の上から笑顔の武田会長が出迎えてくださった。

 

広くてきれいなジムにびっくりする。

Dropoutの4倍くらいはありそうだ。

 

若い女性会員さんを指導中だった。

マススパーリングからミット打ち。

そうするうちに仕事を終えた会員さんが続々と入ってこられる。

女性や男性、小学生も。

関心したのは、技術的指導は言うに及ばず、それぞれの会員さんに対する接し方である。

言葉遣いも丁寧。

必ず敬語である。

小学生君にも「〇〇君」である。

笑顔を絶やさないソフトな指導は大手フィットネスジムのスタッフかと錯覚させられる。

常々この仕事の大部分を「サービス業」ととらえている私としては、その原点を改めて突き付けられた想いがした。

反省です。

 

九時頃、本来ならまだジムでの指導があるはずなのに、あとはベテラン会員さんに任せて私との時間を作ってくださっ

た。

罪悪感にかられる私です。

 

向かうは当然居酒屋。

遅くまでやってる店は駅近くにしかないというこでと私のクルマで移動。

こうやって武田会長と酒を酌み交わすのも久方ぶり。

優に一年以上は経っていると思う。

ここでも会長の丁寧な口調は変わらない。

私のようなダメ人間に対してでさえ。

 

ここでもその立派な人間性を思い知らされるエピソードをいっぱい聴いた。

主にお弟子さんに関するものである。

本当に弟子想いのできた人です。

 

サービス業の、いや人間の原点を再確認させられたような有意義な一日でした。

気づけば午前2時の閉店時刻まであと15分ほどに迫ってました。

 

是非一度お弟子さん方とともにDropoutにもおいでください。

 

 

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