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へたのよこずき

勝村翔平

ラストを飾るのは、この男。

プロ部門「勝村翔平」

 

 

今までの10試合は、全敗。

試合で勝つことの難しさはよくわかる。

でも、この男の場合なら勝てた試合もあったはず。

では、何故勝てなかったのか。

 

気持ちの強さは群を抜いている。

周囲を巻き込んで、自分のテリトリーに引き込む精神力たるや持って生まれた資質なんだろう。

だが、いやだからこそかもしれない。他の選手と比べて圧倒的に練習量が少ない。

おそらくは、それが原因だったのではないか。

 

試合というのは、怖いものだ。

相手を倒すために、毎日練習してきた者同士が闘うのだから。

だからこそ、その怖さを少しでも軽くするために練習をして自分に自信をつける。

それが、技術や根性につながって勝利を生むのではないだろうか。

 

攻撃をもらって、ダウンをしても立ち上がり、意識のほとんどないまま闘う選手を何度も見てきた。

それは日々の練習を頑張り、それが積み重なって心が強くなっていくから出来たことなんだと思う。

心が弱ければ、意識のないまま立ち上がることは不可能だ。

 

そういうことが出来る選手は、感動を呼ぶ。

勝ち負けに関係なく、見ている人の心に届く。

 

 

この日の翔平はまさにこれだった。

 

1ラウンド目にダウンを奪われ、判定では明らかに負けている。

2ラウンド目も、優位には立てなかった。

しかし、3ラウンド目。怒涛の攻めを見せる。

 

相手選手の反撃をくらいながらも、前へ前へ出続ける。

相手選手も、ついには反撃する気力も折られ、前へ出続ける翔平に押される。

翔平は、完全に心で勝っていた。

見ている人にもこの男の心が伝わり、場内には大歓声が沸き起こる。

 

 

結果は判定負けに終わったが、見ている人の記憶にしっかりと焼き付いたはずだ。

 

そして、試合を終えた両者は大歓声に包まれていた。

 

 

試合後、ほとんどのジムの会長様からお褒めのお言葉をいただいた。

 

「なんで10敗もしているのかわからない」

「ええもん見せてもらった。ありがとう」

目が肥えている方から、こんなお言葉をいただけることはそうそうない。

 

試合の中でのルールでは敗けたが、心では負けなかった翔平。

お前の勝ちだ。

 

 

あとは練習をしっかりやって、技術を磨けばお前は敗けなくなる。

気持ちの強さは証明した。

次は、キックボクシングの技術で魅せてくれ。

 

勝って、喜びの心をみんなに伝えよう。

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